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Posted by ミリタリーブログ  at 

2013年11月08日

映画の作り方

こんばんわ。

今日はちょっと変わった映画の見方を書きます。

以前筆者は低予算のVシネマの監督をした経験がありますので

それをふまえて書かせてもらいます。

撮影現場は基本的に多くのスタッフが動いてますので

全てを確認する事ができない場合があります。

そんな時に助けてくれるのが助監督であったり記録さんで

あったりします。

ただ、Vシネマぐらいの予算ですと助監督も制作部的な仕事をする

事がありますので現場は時間に追われる毎日になります。

またアメリカ映画と日本映画ではシステムが違います。

アメリカ映画は特に役割分担が細かく設定されているのです。

商業的には収益が見込めると莫大な予算で撮影するのがアメリカ。

ただし、全てのアメリカ映画が予算があるわけではありません。

さてそんな映画の撮影現場。そこはカメラが数台あったり

一台であったり色々です。

ただ爆破やカースタントなど撮り直しがきかないシーンはだいたい

数台のカメラを同時にまわします。

ただ、銃を撃つシーンは空砲や模擬弾などセッティングしなければ

なりません。一つのマシンガンで何度も撃つ場合は一度カメラをとめて

また撃ちます。また右から撮影したり左からの撮影を一台のカメラで

撮影する方法をカットバックと言います。この時カメラが移動しますから

スタッフや監督は役者さんのアクション(動き)を覚えいなければなりません。

例えば右手を挙げていた○○さんが後ろからのカメラだと右手があがって

なかったりすると編集でつながらないのです。

また一度監督が『カット~』と言い撮影をやり直すケースもあります。

そんな時役者さんは休憩をとったり台本を読み直したりしますが

大きな撮影ミスをした作品があります。

それは『Black Hawk Down 』です。



ヘリが墜落してデルタフォースの隊員が敵と一人で撃ち合うシーンが

あります。そのシーンは臨場感とスピード感を出す為に

引き画と寄り画を交互に編集で使ってます。

そのシーンをよく見て下さい。

実は引き画の時はヘルメットにゴーグルがついており

寄り画の時はヘルメットにゴーグルが付いてないのです。

後半に映ります↓
http://www.youtube.com/watch?v=5RDlhnaHef4


この現場でカメラをズームしたかフィルムを入れ替えたかわかりませんが

日が落ちると画がつながらなくなるのでたぶん、トイレか弾薬詰めをしている時

役者さんか衣装さんがゴーグルを付け忘れスタッフが誰も気がつかず

撮影が進行してしまったのだと思います。

ただ、名誉の為に言いますがよく映画やテレビドラマではよくある事なのです。

また筆者は『Black Hawk Down 』は大好きであり

完成度の高い映画だと思ってます。

またこんな映画を作ってほしいです

ちょっと変わった映画の見方でした。



  


Posted by LUNA BASE  at 04:36Comments(0)